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特集記事
編集部が取材した記事を楽しむ事が出来ます。

一般走行をより快適に「FINE computer」〜タニグチ

2015.10.30
写真左がこの度リリースした「FINE computer」。そして右のグラフが「純正コンピューター(緑色)」と「FINE computer(黄色)」のパワーを比較したグラフ。ジムニーJB23W 9型(走行距離15,000km)MT車 HITACHIタービンにて計測。

写真左がこの度リリースした「FINE computer」。そして右のグラフが「純正コンピューター(緑色)」と「FINE computer(黄色)」のパワーを比較したグラフ。ジムニーJB23 W 9型(走行距離15,000km)MT車 HITACHIタービンにて計測。

タニグチ30年の歴史で培ったノウハウが凝縮
実用域での“快適性”がコンピューター開発のテーマ

サスペンション、ダンパー、マフラー、バンパー、ステップ、LED室内灯…。
ジムニーを丸ごと一台作り替えてしまえるほどのパーツをラインナップする、ジムニーパーツメーカー「タニグチ」。数々のパーツ達に込められた思いは至極明快だ。

「楽しいジムニーライフを創造すること」。

ジムニーを自分流にアレンジしながら、オーナーのみならず奥さんや子供、おじいちゃんやおばあちゃんまで、ジムニーを使う全ての人たちが、快適に乗れ、そして愛車として長く乗り続けてもらうことをテーマとして掲げている。つまり、より“実用域”での走りやすさや使い勝手の向上を考慮し、商品開発が行われているのだ。

この度ご紹介する「FINE computer(ファインコンピューター)」もまた、日常=実用域での向上という基本姿勢が、はっきりと反映されている。ライトチューン(エアクリーナーやマフラー等)されたジムニーまでを守備範囲とし、クルマの走りの性格をつかさどる“メインコンピューター”で、一般走行をより快適にと開発された。

上記メインカットのグラフは「純正品」と「FINE computer」を比較計測したものだ。
このグラフを目にした時「全ての領域でトルク(左図)もパワー(右図)も純正品を上回っています。そして最高馬力が80.24とはすごい数字ですね」との感想を、私がつい漏らしてしまうと
「最高出力が問題ではないのです。むしろ、5,000回転までの伸びを見て欲しいのです」と開発責任者の原氏にピシャリとご指摘を頂戴したのだった…。

taniguchi_01j純正グラフ

一般走行における“快適”とは
そして、実用域での走行性能向上をはかった「FINE computer」

左のグラフを参考例としてご覧頂きたい。
ピークパワー(青枠)時にて比較すると、緑色のグラフの最大パワーが61.5馬力であるのに対し、黄色のグラフは59.9馬力を計測。緑色の結果を出したコンピューターが、1.6馬力上回っていたということになる。

しかし、紫枠をあらためてご覧頂きたい。
エンジン回転数が2500〜5000 PS=一般走行時のほとんどを占めるはずの回転数(速度域)では、黄色のグラフが緑色のグラフを上回っている。つまり、一般走行時の速度域では、黄色のグラフ結果をはじき出したコンピューターの方が、馬力が上ということになる。
なお、トルク(赤枠)も、一般走行(回転数が2500〜5000 PS)時では黄色の結果をもたらしたコンピューターが上回っていることになる。

確かに、ピークパワーでは緑色のグラフ結果を出したコンピューターに軍配が上がるのだが、実用速度域では、黄色のグラフ結果をはじいたコンピューターが上回っているため、より一般走行時での吹け上がりやレスポンスが良くなると言う訳だ。これが日常走行時の“快適”につながる。

原氏曰く「一般走行時において、ジムニーの速度域は0~100km/hです。この時のエンジン回転は、最大で5,000~5,500回転くらいまででしょう。街中から高速道路、峠道などの日常的な走行シーンで、アクセルを踏んだ分だけ速度が上がって行くような感覚=充分なトルクとパワーが発揮されることを念頭に開発したんです」と、「FINE computer」の開発コンセプトを語ってくれた。

つまり、多くのジムニー乗りが普段から走行している、極めて一般的なステージで、加速感や快適さが得られるのだ。

さらに、「AT車に多く感じられる発進時や長い坂でのもたつきも、改善することが出来ます。また、色々なパーツを装着したのに、今ひとつレスポンスやパワーが感じられないというユーザーには、現車セッティングのご相談もOKです」とのことだ。

タニグチ30年の歴史は、ジムニーパーツ開発に費やした歳月。ここから得られた膨大なデータとノウハウが注ぎ込まれ、万を持して登場となった「FINE computer」。今後、このコンピューターを使ったチューニングを様々な角度から検討しているという。なお、インプレッションをはじめ、実際のチューニングなどは、本稿の続編として取材することが決定している。お楽しみに!!
(写真:佐久間 清人)

「純正品(ライン:緑)」と「FINE computer(ライン:黄)」との比較・計測データ。トルクが左、馬力が右のグラフとなる。ちなみに「ratioとはトータルギア比」「tcfは倍率補正値」「gainは負荷変動に対するトルク変動値」 ◆トルク 純正は2500回転を少し過ぎた辺りからトルクが増えはじめ、4173rpm、65km/hにて最大のトルクが得られるが、「FINE computer」は、2500回転から一気にトルクが増し、3147rpm、49km/hで最大値を迎え、その後4500rpmまでほぼ横ばい。一般走行で加速させるときのエンジン回転域にて、よりトルクが与えられる設定となっている。つまり日常走行にて加速したいときに、必要な加速が得られるのだ。 ◆馬力(パワー) 全ての領域で、純正品(緑)を上回っていることはトルクと同様だが、「純正品」の上昇カーブが4200rpmあたりから鈍化しているのに対し、「FINE computer」は、5000rpmまで一気に馬力が上昇していることに着目して頂きたい。一般走行にて最も欲しいと思う領域までパワーアップを実現しているのだ。ちなみに、純正の最高馬力時のエンジン回転が6168rpmに対し、「FINE computer」の最高馬力出力時のエンジン回転は6043rpm。燃費もまた優れていることが想像できるであろう。

「純正品(ライン:緑)」と「FINE computer(ライン:黄)」との比較・計測データ。トルクが左、馬力が右のグラフとなる。ちなみに「ratioとはトータルギア比」「tcfは倍率補正値」「gainは負荷変動に対するトルク変動値」。
◆トルク
純正は2500回転を少し過ぎた辺りからトルクが増えはじめ、4173rpm、65km/hにて最大のトルクが得られるが、「FINE computer」は、2500回転から一気にトルクが増し、3147rpm、49km/hで最大値を迎え、その後4500rpmまでほぼ横ばい。一般走行で加速させるときのエンジン回転域にて、よりトルクが与えられる設定となっている。つまり日常走行にて加速したいときに、必要な加速が得られるのだ。
◆馬力(パワー)
全ての領域で、純正品(緑)を上回っていることはトルクと同様だが、「純正品」の上昇カーブが4200rpmあたりから鈍化しているのに対し、「FINE computer」は、5500rpmまで一気に馬力が上昇していることに着目して頂きたい。一般走行にて最も欲しいと思う領域までパワーアップを実現しているのだ。ちなみに、純正の最高馬力時のエンジン回転が6168rpmに対し、「FINE computer」の最高馬力出力時のエンジン回転は6043rpm。燃費もまた優れていることが想像できるであろう。

一般走行=実用域における走行性能の向上をはかり製作された「FINE computer」は、エンジン・ECUセッティングのエキスパートとして知られる「ハーフウェイ」社とのコラボで実現した。プロドライバーにも提供される同社のチューニング技術と、タニグチが持つJB23 k6aエンジンの膨大なデータとノウハウが、“一般走行の快適性”を求め、「FINE computer」に注ぎ込まれた。

一般走行=実用域における走行性能の向上をはかり製作された「FINE computer」は、エンジン・ECUセッティングのエキスパートとして知られる「ハーフウェイ」社とのコラボで実現した。プロドライバーにも提供される同社のチューニング技術と、タニグチが持つJB23 k6aエンジンの膨大なデータとノウハウが、“一般走行の快適性”を求め、「FINE computer」に注ぎ込まれた。

写真のデモカーはAT車。大人3人を乗せたジムニーは、スタートからのふけ上がり感が良く、長い上り坂でもストレスを感じることなく、グイグイと速度域を上げていった。「FINE computer」は、ノーマルエンジン、ノーマルタービンに向けたセッティングが施されているが、デモカーのようにマフラーやエアクリーナーの交換といったライトチューンのジムニーにも対応する。

写真のデモカーはAT車。大人3人を乗せたジムニーは、スタートからのふけ上がり感が良く、長い上り坂でもストレスを感じることなく、グイグイと速度域を上げていった。「FINE computer」は、ノーマルエンジン、ノーマルタービンに向けたセッティングが施されているが、デモカーのようにマフラーやエアクリーナーの交換といったライトチューンのジムニーにも対応する。

すべての領域で、パワーとトルクの向上はもちろん、実用域でのフィーリングを最も重視しセッティングが施された「FINE computer」は、本体価格89,000円にて発売開始。走行ステージやドライバーの好みに応じて、周辺パーツとのキット化も決定しているが、これは続編でお知らせしよう。なお、「FINE computer」に換装した場合は、ハイオクガソリンの使用がマストとなる。

すべての領域で、パワーとトルクの向上はもちろん、実用域でのフィーリングを最も重視しセッティングが施された「FINE computer」は、本体価格89,000円にて発売開始。走行ステージやドライバーの好みに応じて、周辺パーツとのキット化も決定しているが、これは続編でお知らせしよう。なお、「FINE computer」に換装した場合は、ハイオクガソリンの使用がマストとなる。

◆お問い合わせ:http://www.ors-taniguchi.co.jp